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  銀閣寺    
   
 
正式名称を東山慈照寺といい、相国寺の塔頭寺院の一つです。
室町幕府8代将軍足利義政が鹿苑寺の舎利殿(金閣)を模して造営した楼閣建築である観音殿は銀閣(ぎんかく)、観音殿を含めた寺院全体は銀閣寺(ぎんかくじ)として知られる。
庭園は、錦鏡池(きんきょうち)を中心とする池泉回遊式庭園で特別史跡・特別名勝に指定されています。
「銀沙灘」(ぎんしゃだん)、「向月台」と称される2つの砂盛りが独特の景観をつくっています。
 
 
 
 
 
 銀閣寺垣
 総門から中門への道は、高い生垣となっています。
外敵から守るという目的もあります。
   
 
 銀閣寺垣の拡大
 右と左の生垣に違いがあります。
   
 
 中門
 江戸時代の建築です。
   
 
庫裏と前庭
 前庭の石庭と松が素晴らしい景観を作り出しています。
   
 
唐門と石庭
 砂の直線的な造形と、曲線の松が調和しています。
   
 
庫裏前の石庭
 砂の中の石と木が、大海の中の島のようです。
   
 
 唐門
 中央に唐門が見えます。

庭と松、そして借景の取り合わせが見事です。
   
 
唐門の花頭窓より見る銀沙灘
 唐門の中に花頭窓があり、そこから銀沙灘が覗かれ洒落た配置となっています。
   
 
 銀閣
 世界遺産に登録されています。

金箔貼りの金閣とちがい、銀閣は当初より銀箔を貼ったことはありません。
銀閣は江戸時代に付けられた名前で、観音殿と呼ばれていました。

二階建ての木造で、初層は住宅風の造りになります。
上層は禅宗様に作られ、当初は内外が黒漆が塗られていました。窓は花頭窓となっています。
観音菩薩坐像を安置しており「潮音閣」と称されます。
   
 
 銀閣と池
 庭園は大きな錦鏡池を中心に池泉回遊式庭園として造られており、特別史跡と特別名勝に指定されています。

橋と石組みが巧みに配置されています。

池にかかる石橋は分界橋と称し、2枚の石が繋がっています。
   
 
 
 
 銀閣と庭 (パノラマ)
東山を借景に、 錦鏡池と仙人洲を見渡すことができます。

ここからでも素晴らしい景観ですが、銀閣から庭を眺めたらもっと感動的な眺めと思いますが、残念ながらそこへ入ることはできません。
 
 
 池と分界橋
 よその庭園と比べると、木々の緑がとても豊かに感じます。
繁り方が人工的でなく自然な風合いです。
   
 
 向月台
 高さが180cmという大きな砂盛りです。

夜、月の光の反射を楽しむためのものと言われています。
   
 
 向月台と銀沙灘
 向月台と銀沙灘は創建当初からではなく、江戸時代に造成されたものです。
   
 
 銀閣と向月台
 銀閣の古式ゆかしい建物と、現代風の向月台の対比がおもしろいです。
   
 
 
 銀閣と向月台 (パノラマ)
 月夜の晩に来て、是非見てみたいものです。
   
 
 
 銀沙灘
 高さ65cmほどの銀沙灘の上面は、筋が入った列と平らな列が交互にならんだ意匠となっています。
   
 
 銀沙灘 向月台 銀閣
 中央の松は大きな存在感があります。

   
 
 東求堂
 銀閣と東求堂は創建当時からの建物です。

両方とも国宝に指定されています。

義政の持仏道であり、ここに居住していたとも言われています。

東北の角には、同仁斎という四畳半の書院があり、義政の書斎となっていました。
現存する最古の書院であり、後の書院造りの始まりという説もあります。
   
 
 東求堂と前庭
縁側がぐるりと囲んでおり、そこに座ってゆっくりと庭を眺めてみたいものです。

この池も錦鏡池です。錦鏡池は複雑な形をして多様な姿を見せています。
   
 
 
 東求堂と錦鏡池 (パノラマ)
東求堂から見た庭は、いつまでも見飽きないものであると思います。 
   
 
迎仙橋と銀閣 
 松の枝ぶりがとても変化に富んでいます。
   
 
 迎仙橋
 橋をズームしました。
   
 
 迎仙橋
 迎仙橋を銀沙灘越しに撮影しました。
   
 
 
 
 銀閣と錦鏡池 (パノラマ)
見え隠れする銀閣を求めて庭園を歩くことになります。

銀閣が見えたときには、木立や石組のちがいで別の印象を与えます。 
   
 
 龍背橋
 土橋のように見えますが、二重の構造になっています。

他の橋は参観者が通ることができないため、このような構造にはなっていません。
   
 
 龍背橋を横から
赤枠が龍背橋です。
 
創建当時の石橋を保護するために、最近構築された土橋を重ねた構造になっています。



赤枠を拡大しています。二重の構造がよくわかります。
   
 
 仙人洲と銀閣
 豊かな木立の間から覗く銀閣が魅力的です。
   
 
 
 錦鏡池と銀閣 (動画)
銀沙灘から向月台を経て銀閣へ視点は移動しています。 
   
 
 洗月泉
東山の山裾にあたる場所で、豊富な湧き水が水流となってここで滝を形作っています。
   
 
 洗月泉 (動画)
この滝は龍門瀑であるという説があります。
龍門瀑とは、鯉が滝を登って龍になるという言い伝えによる名前です。

登竜門も同じ意味合いです。

龍門瀑は、鎌倉・室町時代の作庭において大きな主題の一つでした。
   
 
 東求堂と錦鏡池
 日本庭園の構成要素である、建物・木・石・橋・池・島・借景などの多くがこの一枚に含まれています。
全てがほどよく調和しており、完璧な日本庭園の光景の一つです。
   
 
 東求堂
 山裾の沿路からの眺めです。
   
 
 白鶴島と仙袖橋
 仙袖橋という石橋です。

橋の両端には、両脇に背の高い石と低い石が配置されています。
この石は他の橋にも同様に配置されています。
   
 
 仙袖橋
 橋と池周辺の石組みが自然の景観を彷彿とさせます。
   
 
 東求堂
 池の中央にあるのは座禅石です。
   
 
 
 東求堂と山道 (パノラマ)
山裾の 沿路と建物そして池の眺めが良い雰囲気を醸しています。
   
 
 
 東求堂から錦鏡池 (動画)
山裾の様子から見ることができます。 
   
 東求堂
 山道に入ってから振り返って見た東求堂です。
   
 
 苔
 山の中は湿度が高いため、苔が生しています。
   
 
 苔生した丘
 山そのものが苔で覆われた感じです。
   
 
 竹林と竹垣
 山道の途中で竹垣と竹林が見えてきます。
   
 
 竹垣と苔
 竹垣の中に石組みが見られます。

創建当時は、庭園が上下の二段構成となっていました。
ここは上段の一部だったと思われます。
   
 
 お茶の井
西芳寺の龍渕水を手本にしたものです。

この石組みが後の蹲の原型とも言われます。 


 
お茶の井の説明(立札)が見られます。
   
 
 漱蘇亭跡 石組
 二段構えの上段にあたる庭園の石組みです。

昭和6年に発見され採掘されました。

西芳寺の洪隠山枯滝石組を模して造られたともいわれています。

かつてここに漱蘇亭が建っていました。
   
 
 銀閣 俯瞰
 急な山道を歩くと、突然視界が開けて銀閣を上から眺めることができます。
   
 
 銀閣と銀沙灘
 銀沙灘も見ることができます。
   
 
 
 慈照寺全景 (パノラマ)
 遠くに京都の町並みが見えますが、銀閣寺境内からは近代的な建物は見られません。

木立がうまく視界を遮っているからです。

車の騒音など都会の喧騒も遮ってくれているようで静謐な空間となっています。
   
 
 銀閣と前池
 ここの銀閣もベストショットの一つです。

池と石そして建物のバランスが絶妙です。

近代の建物が見えないこともありがたいです。

京都では、僧侶たちの強い意向により、高層建築を建てられない条例があります。
京都市内の半分は高さ15m以上を建てられないという厳しいものです。
   
 
 
 前池 (パノラマ)
 池の周りの石組みが詳しく見えます。

右には分界橋も見えます。
   
 
 
 錦鏡池と銀閣 (動画)
 
   
仙人洲と銀閣 
 銀閣を真正面から見た眺めです。
   
 
 銀閣上層 南面
 花頭窓の形をよく見ることができます。

上層は創建当時、黒漆で塗られていました。

銀箔を貼った形跡はないことが、近年の科学的調査で判明しています。
   
 
 銀閣 北面と西面
 北面の上層には窓がありません。
   
 
 
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