離宮に後水尾上皇が到着されるとまず、下御茶屋の御輿寄から入られます。
寿月観は上皇の御座所（居住所）でした。
かつては寿月観をはさみ北と南に、茶屋の「蔵六庵」と2階建て楼建築の「彎曲閣」が建っていましたが、失われました。
庭園は東・南・西に面しており、室内からは大きな広がりを持って望むことができます。池は、茶室の突上板を上げると眼下に見ることができます。 |
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御幸門前広場 |
表総門を入って受付を済ませ、ビデオで概要説明を聞いた後、園内ツアーの出発地となる広場です。
背の高い針葉樹をと広葉樹に囲まれ、自然の中に居る気持ちが高揚してきます。
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御幸門 |
| 切妻造柿葺屋根の簡素な門です。 |
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御幸門の花菱模様 |
扉の目の高さあたりに、花菱模様の透かし彫りがあります。
花菱は、後水尾上皇のお好みで、離宮内のあちこちに見られます。 |
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中門 |
| 寿月観庭園へ通じる門です。 |
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寿月観御輿寄 |
| 寿月観は池よりも高い場所にあり、石段が配置されています。 |
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袖形燈籠 |
| 池の中島には、鰐口とも呼ばれる珍しい形の灯籠があります。 |
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寿月観 |
池を掘った土を盛り上げた高みに、寿月観は建っています。
高い石垣も石垣も見られます。 |
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石橋 |
| 来た道を、中島から振り返った景色です。 |
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朝鮮燈籠 |
池から登りの石段へさしかかる所に、朝鮮燈籠があります。
左は寿月観の石垣です。 |
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小川 |
| 庭園の真ん中には、石堤で縁どられた小川が流れています。 |
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飛石 |
| 小川には、散策用の飛石が配置されています。 |
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櫓形燈籠 |
| この燈籠の向こうには、かつて湾曲閣という二階建てで眺望の良い建物がありました。 |
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東門方面の塀 |
| 塀の向こうに借景として、東山連峰の山が見られます。 |
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白糸の滝 |
実在の白糸の滝は、富士山麓にある壮麗な滝ですが、その景色が凝縮されています。
滝の後ろに見える三角形の石は、富士山に見立てています。
ここが、庭園内を流れる小川の水源です。
[参照] マウスをかざすと、実際の富士山と白糸の滝が見られます。 |
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一の間から三の間 |
右の畳の部屋は一の間
その左で襖のあいている部屋二の間
一番左で襖のあいている部屋が三の間
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庭園のパノラマ |
寿月観から見た庭園の展望です。
左の白糸の滝から、右の櫓形燈籠まで一望できます。 |
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一の間 |
一の間は襖を取り払うと二辺に壁がなく、開放的な空間となります。
上のパノラマのように素晴らしい庭の景色が望めます。 |
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一の間 |
十五畳のうち三畳が上段の間となっています。
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一の間 飾棚 |
天袋には飛翔する丹頂鶴、次袋には岩と蘭が描かれています。
江戸後期の画家 原在中筆と伝えられています。 |
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一の間 襖絵 |
水墨の襖絵「虎渓三笑図」
江戸後期の画家 岸駒筆と伝えられています。 |
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寿月観の扁額 |
寿月観の扁額は、後水尾院の筆と伝えられています。
一の間の軒先に掲げられています。 |
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東門から見た寿月観 |
| 鬱蒼とした樹木の間に寿月観が見られ、山の中の庵という雰囲気が感じられます。 |
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