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山道 |
蛍橋を通り大山島に渡ると、文字通り山への急な上りとなります。
坂道には飛び石が配置され、左右の樹木のため景観はさえぎられています。
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山道の頂上 |
山道を上り詰めると、景観が開け書院の一部が望めるようになります。
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山道から池を望む |
右側には木の間から池泉と中島が見下ろせます。
意外な高さまで上ったことがわかります。
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賞花亭 |
桂離宮で一番高いところにあり、峠の茶屋とも呼ばれます。
かつて南側には池泉と書院が見下しながら、お茶を楽しんだことと思われますが、今は樹木に遮られて見通せません。
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竹連子窓 |
土間の周りに畳が配置され、竹や萩に藤蔓をからませた連子窓が取り囲んでいます。
木が生い茂る前、四方の窓からは周辺の風景を眺めることができました。
南には谷と池を観ることができました。
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土間 |
土間には、小石1個ないし2個をほぼ等間隔で埋め込んだ意匠となっています。
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パノラマ1 |
賞花亭から坂を下り、書院への土橋まで来ると池泉を広々と見渡すことができます。
山の中から一気に海岸へ出たような爽快な気分となります。 |
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書院と土橋 |
均整の取れた書院と土橋、それに池泉と樹木が素晴らしい構図を創っています。
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書院と土橋 |
上の写真と同じ位置で、望遠でズームした写真です。
書院と土橋が何ともいえない日本的な光景となっています。
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園林堂 |
宮家の位牌が安置されていた仏堂のため、桂離宮では唯一瓦葺の屋根となっています。
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唐破風 |
正面の屋根は唐破風となっています。
唐破風は、中国伝来ではなく日本建築特有のものです。
園林堂の扁額は後水の尾上皇筆のものです。
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土橋を渡って振り返る園林堂 |
山奥の寺という雰囲気が感じられます。
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池越しに見た園林堂 |
園林堂だけが宗教的な雰囲気を持ち、異色な建物となっています。
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笑意軒 |
笑意軒は、茶屋の中では一番大きな建物です。
手前には、舟着が見られます。
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突 |
土廂が前に大きく張り出して土間を覆っています。
茶屋は、建物の内外の区別なく自由に使って遊ぶ所であったと感じさせます。
茶屋ではお茶にお酒、料理や和歌・謡・音楽などの雅な遊び。
池では舟遊びに釣りで楽しんでいました。
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丸窓 |
六つの丸窓のある部屋は口の間と呼ばれます。
軒下には良怒法親王筆と伝えられる「笑意軒」の額が掛けられています。
奥の中の間の窓下には、有名なビロードの腰張りが見られます。
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延段の配置 |
延段が笑意軒の前面に渡って延びていることがわかります。
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延段 |
延段の長さは26mと、笑意軒の建物より長くなっています。
延段は外側に大きな耳石を配置し、中の隙間に色とりどりの小石が敷き詰められています。
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手水鉢と飛石 |
土間に数多くの飛び石が打たれています。
全国から名石が集められ、笑意亭の周りに配置されています。
左上の手水鉢は「浮月」と銘されています。
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土間の飛石 |
石の形・色・配置もそれぞれの建物の見所となっています。
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中の間の窓と壁 |
窓下の壁には、紺や臙脂色を配した市松模様のビロードを鋭い斜めの金箔で分割した意匠は、現代にも通じる斬新さを感じさせます。
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次の間 |
障子の向こうは竹の濡縁となっており、竹連子が立っています。
開けた障子からの眺めでは、農作業の風景が見られ、のどかな雰囲気を楽しんでいたようです。
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舟着 |
舟着へ降りる階段です。
園内の建物の多くは、かたわらに舟着場が設置されており、舟遊びや移動手段として舟をおおいに活用していました。
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舟着を見渡す |
舟を寄せる場所として、かなり大きな池となっています。
隣の池との間の土橋は、中央が高くなっており、舟の通行がしやすいように配慮されています。
江戸時代には、ここからでも舟で桂川へ漕ぎ出して舟遊びをすることができました。
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土橋の風景 |
数メートル歩くだけで、素晴らしい景観が望まれます。
ここでは秋に、紅葉が素晴らしくなることが期待できます。
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土橋 |
上と同じ土橋を別な角度から眺めています。
植栽の多彩さが見て取れます。
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