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突然現れる絶景 |
延段の生込燈籠から左へ曲がると、小路は見通しのきかない山道を歩く雰囲気となりますが、木陰からちらりと池が覗くことができ、期待感とともに気持ちが昂ぶります。
10メートルほど歩くと突然右側に突然景色が開け、驚きと供に絶景が広がります。
もっとも気持ちが高揚する瞬間です。
松琴亭・天橋立・州浜・浜道が望めます。
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石橋から小川の上流を望む |
この小川は桂川上流の大堰川(おおいがわ)になぞらえられています。
中央下に鼓の滝がありますが、気をつけないと見られません。
自然の谷川の風情を意図して設計されています。 |
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州浜から見た松琴亭 |
桂離宮のベストショットのひとつです。
州浜は日本の海岸で見られる丸石を敷き詰め岬を表現し、突端に位置する燈籠は岬燈籠と呼ばれ灯台を表しています。 |
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浜道から天橋立と古書院を望む |
桂離宮は建築と庭とが、見事に一つに解け合っています。
日本庭園の四大要素である水・石・植栽・景物の全てが高度に調和し、巧みに配置されています。
この眺めはその巧みさを象徴的に現されている場面の一つです。 |
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計算されつくした景観の巧みさ |
桂離宮の敷地内は全て巧みにつくられています。
特に浜道からの眺め、歩みを数歩進めるごとに新しい景観が展開し見る人の心を惹き付けます。
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島の繋がり |
上の写真から数歩動くだけで、新たな景色が現れ写真を撮るのに忙しい程です。
島が陸地まで繋がって見え、見た目の印象が新たになります。
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池辺に咲く花 |
初夏には、池の畔に咲く杜若(かきつばた)や花菖蒲(はなしょうぶ)が絶景にいろどりを添えています。
(参照)
松琴亭側の池辺に咲く杜若は、「雲井の鶴」と名付けられています。(鶴が羽を広げた姿に似ているため)
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浜道からの絶景 パノラマ1 |
浜道からの景色は180度に渡ってどの方向を見ても素晴らしいものです。
4枚から5枚の写真を合成してパノラマとしました。
臨場感をより感じていただくため、パノラマ写真を動画風に処理してみました。
ご覧下さい。 |
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浜道からの絶景 パノラマ2 |
パノラマ1の範囲を右方向へを広げたものです。
右岸の大きな松の右には、外腰掛から通じる山道が見え、石橋へとつながっています。 |
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浜道からの絶景 パノラマ3 |
州浜の岬突端あたりから撮影した画像です。
右下の州浜の小石と灯籠の様子が良く見えます。
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白川橋 |
長さ約6m 幅70cm 厚さ35cm の堂々たる石橋
石は京都の白川産
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茶室の躙り口 |
白川橋を渡ると、すぐ松琴亭茶室の躙り口に至ります。
上には横長の大きな竹連子窓があります。
外腰掛が、この茶室の待合とされます。浜道を通っての道のりはやや遠い感じがしますが、初めての人にとっては、途中の眺めは驚きの連続です。
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刀掛け |
躙り口の左壁には、刀掛けがあります。
(日本の横棒)
茶室では、身分にかかわりなく会話をする場とされています。
武士は刀をここに掛けて、躙り口より茶室へ入ります。
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二の間から一の間を見る |
欄間には、麻幹(皮を剥いだ麻の茎)を並べ、篠竹の横桟で押さえています。
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一の間の北側 |
板敷を張り出した草庵風のしつらえとなっています。
竈と炉それに水屋を備えた「くど構え」になっています。
松琴亭の周囲は敷石で囲まれており、個性のある石も見所です。
月波楼や天橋立をなど絶好の景色を見渡せる贅沢な場所です。
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西側から一の間を見る |
襖の青と白の市松模様は、斬新な意匠で桂離宮を象徴するデザインとして知られています。
越前加賀の白と藍染めの和紙が使用されています。
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石炉 |
石炉では火を焚いて調理に使うほか、暖炉とし建物を暖める工夫もされています。
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一の間からの景色 |
外の景色をふんだんに眺められる開放的な間取りとなっています。
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松琴亭のつくり |
山中の草庵の風情を醸し出すために、素材は自然のままを利用しています。
土廂の化粧屋根裏を支える柱には、皮付きアベマキの丸太が使用されています。
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先ほど通って来た道を見る |
先ほど通ってきた浜道を振り返ると、天の橋立と州浜が重なって見える。
(参照)
向こう側の州浜から見た景色と見比べると、どの方向から見ても美しくなるように良く計算されてつくられていることがわかります。
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日本の海岸風景を凝縮 |
日本の海岸を象徴する景色にも見受けられます。
手前が大海で、島の向こうが内海に例えられます。内海へ流れ込む川とそれに架かる橋、小石の浜辺も見られます。
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朱塗りの橋跡 |
紅葉の馬場との間にかつては、橋が架けられていました。道の名残が見られます。
この橋は朱塗りの欄干付きであり、心の中で想像して架けてみるだけで楽しくなります。
(参照)
参照ボタンにマウスをかざすと、向こう側の紅葉の馬場から見た景色をご覧いだだけます。
参 |
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松琴亭から池を望む パノラマ4 |
220度ほどの広角を見られるパノラマです。
この眺めをじっくり静かに味わいたいものですが、残念ながら見学の時間に限りがあり、すぐに先へ進まなくてはなりません。
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松琴亭を振り返る |
蛍橋の上から松琴亭を見ると、瓦屋根が一部あることに気づきます。
舟着の様子がよくわかります。
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